平成29年4月15日(土)〜16日(日)、第17回“チェント・ミリアかみつえ”が開催されました。
熊本地震により2年ぶりとなるチェント・ミリアかみつえは、熊本地震復興応援イベントとして、阿蘇市・南阿蘇村の方々と一緒に準備を進め、九州はもとより関西・関東などから集まった73チームの参加者が楽しく有意義な思い出深い2日間を過ごしました。
また天候にも恵まれ晴天の絶好のドライブ日和の中、訪れた地域の多くのお客様とイベント参加者が自動車文化を通じ心温まる交流をすることが出来ました。
■2017年4月15日(土曜日)
■日田市/パトリア日田・中央公園《スタートセレモニー》
普段は静かで広々とした中央公園とパトリア日田に所狭しと宝石のような車たちが集まり春の陽光が降り注ぎました。スタートセレモニー前に行われた参加者ミーティングでは、原田啓介日田市長と井上伸史大分県議会議長からの歓迎のご挨拶や大分県日田警察署交通係長からのご講話があり、恒例?となった安全運転宣言を参加者代表・進藤峯行さんが行いました。
今年のマーシャルカー、MINIジョンクーパーワークスとゼッケン0番のアストンマーティンDB11が出発し、ゼッケン1番1950年型のフィアットMotto750SPORTより熱い声援と手旗の応援を受けながら次々とスタート地点に並びます。歴史ある天領の町に快い排気音が響き、訪れた人たちの耳や目を楽しませていました。いよいよ2日間のツーリングラリーのスタートです。
■日田市/日田温泉街・豆田町《スタンプポイント1》
「天領」の面影を強く残す落ち着いたたたずまいの豆田の町に次から次への様々な個性豊かなクルマたちが到着し、スタンプと日田銘菓とらやの「まるぼうろ」を受け取るとすぐさま次のポイントへとスタートしていきます。 参加チームは、沿道での手旗での応援に笑顔で応えながら愛車を操ります。
■小国町/杖立温泉《スタンプポイント2》
豆田町から約40分、レトロな雰囲気と高温の源泉が名物の杖立温泉には景色を埋め尽くすほどの鯉のぼりが泳ぎ、杖立川の穏やかな川音とともに訪れる人を癒していました。谷へ下りてくるクルマたちを迎えてくれるサポーターやギャラリーの方々の笑顔が印象的でした。参加者にプレゼントされる温泉の蒸気で作った熱々の「ゆでたまご」は、ほんのりとした味がついた絶品です。
■直入町/水の駅おづる《スタンプポイント3・昼食》
新しい道も出来、アクセスも便利となり、多くの人に親しまれる水の駅おづる。敷地内には良質な小津留湧水がいつでも無料で飲み放題、汲み放題です。初日の昼食は、からあげの人気店“竹田丸福”の特製からあげ定食か、できたての豆腐をつかった“湧水茶屋”の特製定食を自由に選びます。参加者それぞれ大満足のランチでお腹いっぱいになりました。
■直入町/SPA直入サーキット《スタンプポイント4・スペシャルステージ》
久住山麓の起伏ある自然に囲まれたコンパクトながら九州ロードレース選手権も開催される本格的なサーキットに往年のスポーツカーの元気良い排気音が響きました。今やサーキットコースの大部分が見渡せる箱庭のようなコースはチェント・ミリアの名物のひとつになりました。
■直入町/長湯温泉“ガニ湯”《スタンプポイント5》
快適なカントリーロードを駆け炭酸泉で有名な“ガニ湯”の横でエンジンを止めると、芹川のせせらぎの音に包まれます。時間がゆっくりと流れる古くからの温泉地を半世紀前のクルマたちの姿と懐かしい排気音がタイムトンネルに変えていました。
■阿蘇市/阿蘇リゾートグランヴィリオホテル《1日目ゴール》
一日目のゴールはお馴染の2キロに及ぶホテルのエントリーロード。広い駐車場で待っていると現代のクルマとはあきらかに違う走行音が響き、名車たちの到着を知らせてくれます。参加チームは阿蘇の麓に位置する温泉リゾートで心地良い疲れを癒します。
■懇親ディナーパーティー
チェントの歴史を感じる叙情的な映像が流れ、いよいよ懇親パーティーが始まります。佐藤義興阿蘇市長のご挨拶と恒例?の歌のパフォーマンス、南阿蘇在住の遠藤和之さんによるサクスフォーンの素晴らしい演奏で会場全体が盛り上がります。参加者は食事を楽しみながら仲間との親睦を深めていきます。車絵師、轟友宏さんによる作品展示も会場を盛り上げました。
■2017年4月16日(日曜日)
■阿蘇リゾートグランヴィリオホテル《参加者ミーティング・スタートセレモニー》
晴天に恵まれた2日目のスタート。朝早くから車両の整備やチェックに余念がない参加者は、ルートコースの注意点などを確認するミーティングが終わると、ゼッケン順に車両とチーム紹介を受け、皆笑顔でスタートしていきます。
■南阿蘇村/南阿蘇鉄道“長陽駅”《スタンプポイント6》
南阿蘇鉄道“長陽駅”のホームは目の前に田んぼとまっすぐな線路が続き、どこか懐かしく優しい気持ちになる場所です。のんびりとした空気の中、参加者は駅舎カフェ“久永屋”のオリジナルシマフィンと紅茶で一層心が和みました。
■産山村/うぶやま牧場《スタンプポイント7》
外輪山の青い空に大きな風車がまわっています。まじかに見る風車の羽根の意外な迫力に驚いていると快音を響かせてスポーツカーやオールドカーが集まってきます。広々とのどかな牧場は阿蘇の自然と心地良さを身近に感じられる景色の良い大きな庭のような観光スポットです。
■阿蘇市/阿蘇一の宮門前町商店街《スタンプポイント8》
熊本地震で被災された阿蘇神社。参拝や神事は滞りなく行われており、日々復興も進んでいます。風情ある門前町商店街をクラシックカーやスーパーカーが次々と駆けつけると多くの観客から歓声があがりました。
■阿蘇市/内牧温泉“はな阿蘇美”《スタンプポイント9・昼食》
“食”“農業”“自然”、それぞれが持つパワーを結び付けて開催される賑やかな「阿蘇マルシェ」。震災の爪痕が残っているところもありますが、阿蘇の豊かな自然の恵みは新鮮で美味しいものを沢山作り出しています。少し暑すぎるくらいの晴天のもと、阿蘇の美味しい空気とランチを楽しみました。
■菊池市/菊池温泉“笹乃家”“菊池グランドホテル”《スタンプポイント10》
菊池市は450年に渡って栄えた菊池一族の城下町。町のあちこちに今も残る史跡や名湯が楽しめます。温泉街のホテルに準備された特設のスタンプポイントでは、鎧甲冑姿の武士たちが世界の名車を出迎えてくれました。
■山鹿市・八千代座《ゴール・表彰式》
明治43年、山鹿の実業家“旦那衆”が私財をなげうって建てられた八千代座。木戸口をくぐれば明治時代にタイムスリップです。浴衣姿の女性が金の和紙で作られた金灯篭を頭にのせて踊る“よへほ節”は、神秘的でとても美しい情景でした。2日間を締めくくる表彰式は中嶋憲正山鹿市長、高野誠二山鹿温泉観光協会長のご臨席を賜り、歴史ある舞台で優雅?に行われました。
ご参加いただきました参加者の皆様、ご尽力を賜りました自治体や関係者の皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。また来年、お会い出来るのを楽しみにしています!
第17回 チェント・ミリア かみつえ イベント開催概要
■開催日
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平成29年4月15日(土)〜16日(日) |
■参加チーム |
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73チーム |
■主催
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自動車道楽倶楽部プレディレッタ |
■共催
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株式会社オートポリス |
■大会組織 |
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大会名誉顧問
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井上 伸史(大分県議会議員) |
大会顧問 |
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原田 啓介(日田市長) |
大会顧問 |
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佐藤 義興(阿蘇市長) |
大会顧問 |
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吉良 清一(南阿蘇村長) |
大会顧問 |
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高野 岳裕(オートポリス所長) |
大会会長 |
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田中 泰樹(自動車道楽倶楽部プレディレッタ) |
実行委員長 |
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高谷 克実(自動車道楽倶楽部プレディレッタ) |
実行委員 |
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大野 俊幸(クリエイティブオフィス ビーンズ) |
実行委員 |
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内山 勝文(オートポリス) |
競技長 |
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江崎 由紀子 |
副競技長 |
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田中 勉 |
技術委員長 |
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玉井 康浩 |
広報委員長 |
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花田 泉(クリエイティブオフィス ビーンズ) |
事務局長 |
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坂元 成人 |
マーシャルカードライバー
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木内 真吾 |
オフィシャルカメラマン
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山本 遊児 |
オペレーションスタッフ |
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肥塚 茂尚・鶴巻 智昭・衛藤 政行・成瀬 翔太・井口 久美子・嶋津 直也・岡松 初美・東 淳二郎・久保 尚・井上 貴光・小柳 康博 |
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■協賛・協力・後援
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