平成30年4月14日(土)〜15日(日)、第18回“チェント・ミリアかみつえ”が開催されました。
毎年徐々に増え続けているエントリー台数ですが、今年は79チームもの申し込みがありました。毎回どんなチェックポイントに立ち寄れるか、というのもチェント・ミリアの魅力ですが、今回はどんな風景が見られるのでしょうか・・・。
■2018年4月14日(土曜日)
■日田市/パトリア日田・中央公園《スタートセレモニー》
スタートは昨年同様にパトリア日田から。モダンな雰囲気の建物の前にはヒストリックカーがギッシリと並び、エントランスのみならず町民も見学に来ています。講堂で開会式が行われたあとはいよいよスタート。生産年式の古い順にゼッケンが決定するということもあり、1934年式のライレー12/4スペシャルが最初にパトリア日田から飛び出していきました。
沿道には多くの市民が旗を持って応援。イベントのスタートにふさわしい送り出しとなりました。
■日田市/日田温泉街・豆田町《スタンプポイント1》
江戸時代にできた城下町である豆田町(まめだまち)は、侵入者の見通しを悪くするために道がクランクになっている古い町並みです。この時、雨が強くなってきていてスタンプを待つ車列が伸びていました。観光で訪れていた訪日外国人も買い物途中に沿道に出て、珍しそうに撮影している光景が印象的でした。
■小国町/杖立温泉《スタンプポイント2》
豆田町から国道212号線を南下、松原ダムを過ぎていくと次のチェックポイントである杖立温泉街に到着です。ちょうど「鯉のぼりまつり」が開催されている時期で、川の上には無数の鯉のぼりがユラユラと泳いでいる様子が楽しめました。
■産山村/うぶやま牧場《スタンプポイント3・昼食》
杖立温泉からさらに南下し、阿蘇方面に向かい外輪山の北側にある「うぶやま牧場」へ。ここでランチとなり、参加者には、あか牛と産山産トマトを使った特製ハヤシライスが振る舞われました。大きな風車が目印の牧場も雨が強く霧がかかり、上の方は時折しか見ることができないほどでした。
■上津江町/オートポリス《スタンプポイント4・スペシャルステージ》
今回のスペシャルステージは上津江町のオートポリスが設定されました。F1にも対応できる国際格式サーキットをヒストリックカーが走る姿が期待されましたが……。参加者が到着するころには暴風雨状態となっており、任意で走行することとなりました。レースであれば中止となるほどの多量の雨水が流れるコースを走るのは貴重な体験。ハラハラドキドキ、皆安全最優先で走行を楽しみました。
■阿蘇市/阿蘇リゾートグランヴィリオホテル《1日目ゴール》
初日のゴールは恒例の「阿蘇リゾートグランヴィリオホテル」。暴風雨に晒されたヒストリックカーを一刻も早く休ませるために、夕刻前に続々とゴールしてきました。ディナーパーティーの時間までは併設されている温泉に浸かりリフレッシュ。冷えきった身体を温めて元気を回復しました。
■懇親ディナーパーティー
ディナーパーティーは、様々な参加者が交流しやすいようにランダムにテーブル席が決められていて、ベテランと初参加者が同じテーブルで交流できるようになっていました。豪華景品があたるじゃんけん大会は大盛り上がり!南阿蘇村長の吉良清一さんの挨拶にはじまり、スペシャルゲストとして女優の夏樹陽子さんも登場し、楽しい充実したディナーとなりました。
■2018年4月15日(日曜日)
■阿蘇リゾートグランヴィリオホテル《参加者ミーティング・スタートセレモニー》
昨日からの雨続き。出発前のミーティングでは、コースの小変更がアナウンスされ、出発の準備に取り掛かりました。ホテルは森の中ということもあり、濃い霧に覆われており、駐車場もうっすら視界が悪くなっている感じでした。しかし、雨対策も万端にしてホテルのスタッフに見送られつつ元気にスタート!ホテルを出ると、青空が見えはじめ、今日のグランドゴールにも期待が持てます。
■阿蘇市/草千里 火山博物館《スタンプポイント5》
チェックポイントは阿蘇山の火山活動や気候を考慮して、当初の予定だった阿蘇中岳火口から少し手前の草千里の駐車場にある火山博物館に変更されました。道の駅「阿蘇」の前から登山道に駆け上っていく頃には、晴れ間も見えて、草千里に近づくころには街を見下ろすこともできました。草千里周辺はふたたび濃い霧に覆われていましたが、火山博物館の隣のレストラン「ニュー草千里」など、お土産屋さんをのぞく参加者の姿も多く見られました。
■南阿蘇村/阿蘇白水温泉“瑠璃”《スタンプポイント6》
草千里から南阿蘇村に降りてきて、次なるポイントとなった「阿蘇白水温泉“瑠璃”」。温泉に入りたい気持ちをグッとこらえて、阿蘇の伏流水のご当地ミネラルウォーターを受け取ります。風情のある建物とヒストリックカーのコラボが温泉客にもウケていたようです。
■五ヶ瀬町/五ヶ瀬ワイナリー《スタンプポイント7》
南阿蘇村から、さらに南東に進み、宮崎県境を超えた五ヶ瀬町のワイナリーへ。高地にあり見晴らしが素晴らしく、ちょうど天候もスッカリ回復し、景色が楽しめました。スタンプポイントでは、「五ヶ瀬はちみつぶどう地サイダー」がプレゼントされ、さらにショップでワインを買い込む参加者の姿も多く見られました。次はお待ちかねのランチポイントへ〜。
■五ヶ瀬町/五ヶ瀬町総合公園“木地屋”《スタンプポイント8・昼食》
五ヶ瀬ワイナリーからほど近く、総合公園の中にある木地屋でランチとなりました。前日はあか牛のハヤシライスでしたが、この日は宮崎県B級グルメグランプリ優勝の“特ホル丼”。味もボリュームも抜群の“特ホル丼、なかなか味わえる場所は少なく貴重なランチとなりました。気温も上がってきて、残すスタンプポイントも少なくなってきました。
■山都町/やまと文化の森《スタンプポイント9》
五ヶ瀬町から、西に戻り再び熊本県内を進みます。最終ゴールが宇城市ということもあり、地図上で見ると真西に進む形となっています。途中、山都町の「やまと文化の森」がスタンプポイントとなっていました。木のぬくもりとモダンな雰囲気が特徴の資料館ですが、駐車場には草木を使った見上げるほど大きな人形がお出迎え。地元で開催される八朔祭では、五穀豊穣を祈願して大造り物が町民の手によって作られ町を練り歩くそうです。
■美里町/道の駅“佐俣の湯”《スタンプポイント10》
「やまと文化の森」から、さらに西に20kmほど、美里町の道の駅「佐俣の湯」に立ち寄ります。ここも湯どころ、そして宿泊も可能な施設として、立ち寄るだけでは勿体無い場所です。コテージもあり、ゆったり泊まってみたい参加者も多かったのではないでしょうか。地元のギャラリーも珍しい車に興味津々でした。さて、残すはゴールの三角西港のみとなりました。気を引き締めて無事にゴールできるよう安全運転で向かいます。
■宇城市/三角西港《ゴール・表彰式》
美里町から九州自動車道をまたいで宇城市方面へ。左手に穏やかな表情の八代海を望みながら海岸線を走っていくルートは、ゴール目前にして癒やしの要素満載です。そうして、とうとうたどり着いた三角西港。
明治の産業革命遺産として、海運の物流拠点として大事な役割を担った港です。当時の様子そのままにレトロな建物が敷地内に数多くあり、ゴールした参加車両が石畳に並べられると、本当にタイムスリップしたような光景でした。
ご参加いただきました参加者の皆様、ご尽力を賜りました自治体や関係者の皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。また来年、お会い出来るのを楽しみにしています!
第18回 チェント・ミリア かみつえ イベント開催概要
■開催日
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平成30年4月14日(土)〜15日(日) |
■参加チーム |
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79チーム |
■主催
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自動車道楽倶楽部プレディレッタ |
■共催
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株式会社オートポリス |
■大会組織 |
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大会名誉顧問
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井上 伸史(大分県議会議員) |
大会顧問 |
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原田 啓介(日田市長) |
大会顧問 |
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佐藤 義興(阿蘇市長) |
大会顧問 |
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吉良 清一(南阿蘇村長) |
大会顧問 |
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高野 岳裕(オートポリス所長) |
大会会長 |
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田中 泰樹(自動車道楽倶楽部プレディレッタ) |
実行委員長 |
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高谷 克実(自動車道楽倶楽部プレディレッタ) |
実行委員 |
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大野 俊幸(クリエイティブオフィス ビーンズ) |
実行委員 |
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中西 友孝(オートポリス) |
競技長 |
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江崎 由紀子 |
副競技長 |
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田中 勉 |
技術委員長 |
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玉井 康浩 |
広報委員長 |
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花田 泉(クリエイティブオフィス ビーンズ) |
事務局長 |
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坂元 成人 |
マーシャルカードライバー
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木内 真吾 |
オフィシャルカメラマン
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山本 遊児 |
オペレーションスタッフ |
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肥塚 茂尚・鶴巻 智昭・衛藤 政行・成瀬 翔太・井口 久美子・嶋津 直也・岡松 初美・東 淳二郎・久保 尚・井上 貴光・小柳 康博 |
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■協賛・協力・後援
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