“クルマと文化の融合”をテーマに毎年春、“阿蘇くじゅう国立公園”周辺で開催される、世界の名車によるツーリングラリーイベント 「チェント・ミリアかみつえ」

チェント・ミリアかみつえ

第20回 イベントダイジェスト

2022年4月16日(土)〜17日(日)の2日間、晴れ渡る青空のもと3年ぶりのチェント・ミリアかみつえが開催されました。過去最高となる新規21チーム、全83チームのご参加をいただき、2020年より延期となっていた第20回記念大会として多くのギャラリーを集め、また新型コロナウィルス感染拡大防止対策に留意しながらも笑顔あふれるイベントとなりました。

■2022年4月16日(土曜日)

■日田市/日田駅前通り商店街《スタートセレモニー》
晴天に恵まれた朝の日田駅前に、1台また1台と往年の名車やスポーツカー、懐かしい車や珍しいクルマたちが集まって華やかな雰囲気を創り出していました。サッポロビール九州日田工場やパトリア日田からのスタートも素晴らしかったけれど、「駅前」という公共性の高い場所での開催と人の賑わいは、私たちを大きく勇気づけてくれました。日田市長のご挨拶と日田警察署交通課長のご講話や日田藤蔭高等学校・吹奏楽部の皆さんの素晴らしい演奏に感動し、多くの観客の見守る中、ゼッケン順に各チームが出発していきます。準備、運営に当たっては、地域の方々の温かいサポートに天領日田の懐の深さを感じました。。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

■日田市/日田温泉街・豆田町《スタンプポイント1》
天領日田を代表する見どころ豆田町。国の“重要伝統的建造物群保存地区“に定められている歴史街道でのスタンプポイントにも多くの観客が待ちわびてくれていました。美しい景色にマッチする世界の名車たちの各チームは、水郷ひたキャンペーンレディからのプレゼントを受け取ると、手を振りながら次のスタンプポイントを目指しました。

   
   
   
   
   
   

■小国町/杖立温泉《スタンプポイント2》
清流の上空を優雅に泳ぐ鯉のぼり。その下の沈下橋を渡るスペシャルなスタンプポイントを訪れる予定でしたが、先導車が到着すると当日あまりに多くの観客が集まっておりビックリ!安全確保の観点と交通障害等、地域への迷惑を避けるため、当初のスタンプポイントとコースが急遽キャンセルとなりました。美しい鯉のぼりの姿が見れなかったのは残念でしたが、温泉旅館組合の皆さんが準備してくれた温泉蒸気で蒸された熱々絶品たまごは急遽場所を変更して配布いただきました。

   
   
   
   
   
   
   

■上津江町/オートポリス《スタンプポイント3/スペシャルステージ》
奥日田、上津江のオートポリスに春の強い陽射しが降り注ぎ、さまざまな走行音が響きました。例年より多くの幸運なギャラリーは、コースを疾走するノスタルジックなクルマ、爆音とともに駆け抜けるスーパースポーツカーのスピードと迫力を堪能したことでしょう。参加者も愛車を労りつつも速度制限なしのサーキット走行という非日常体験を満喫しました。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

■阿蘇市/阿蘇リゾートグランヴィリオホテル《スタンプポイント4》
4つ目のスタンプポイントとなる阿蘇リゾートグランヴィリオホテルは、国道から木立の道をずっと奥に入った素敵なロケーション。先回りをして、まだ誰も来ない広い駐車場は夕暮れの静寂に包まれていました。しばらく待っていると遠くの方から、低く響くエンジン音が聴こえてきます。最初は数台ずつ、やがて次々と1日走り終えた宝石のような車たちが集まって、カバーで覆われたり、オイルをチェックされたりガソリンを補給されたりして、それぞれが大切に労われます。今年も阿蘇中央高校の生徒さんたちが一日のゴールを手伝ってくれました。初々しい笑顔が、参加者だけでなくその場の全員をもれなく癒してくれました。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

■第20回記念大会セレモニー/夕食会
今年は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、イベント恒例の懇親ディナーパーティーは見送り、夕食前の記念セレモニーとアルコール抜きの夕食会ということになりました。同窓会のように毎年の楽しみにしている参加者も多いので少し残念ではありましたが、各テーブルでは、それなりに愛車談義も盛り上がっていたようです。食事会は自由解散となり、参加者の皆さんはそれぞれ部屋へ戻ったり、ホテル自慢の天然温泉に向かい初日の疲れを癒やしました。



■2022年4月17日(日曜日)

■阿蘇リゾートグランヴィリオホテル《参加者ミーティング/スタートセレモニー》
2日目の朝はいつも、初日より打ち解けた和やかな雰囲気で始まります。残念ながら昨夜の夕食会はノンアルコールでしたが、コロナに気を付けながらもそれぞれ楽しく交流を深めたり、のんびり温泉につかったり、朝ごはんで顔を合わせたり・・・、短い時間ですが「いっしょに楽しんでいる」感を共有するうちにイベントとしての一体感が生まれてきます。小鳥たちのさえずりの中、快い排気音とともに2日目のコースへとスタートしていきます。

   
   
   
   
   
   
   

■南阿蘇村/道の駅あそ望の郷くぎの《スタンプポイント5》
春の絶好のドライブ、ツーリング日和、阿蘇五岳を望む道の駅あそ望の郷くぎのにはたくさんのクルマ、バイクと人が集まりつつありました。確保して頂いていたパーキングスペースはチェント・ミリアの参加者ですぐに満車になり続々と間近に到着する珠玉のノスタルジックカーに居合わせた観光の方々から歓声が上がっていました。素晴らしい雄大な景色と、阿蘇の美味しい牛乳を使ったソフトクリームを楽しみ、つかの間のパーキングタイムを楽しみました。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

■五ヶ瀬町/五ヶ瀬ワイナリー《スタンプポイント6》
遠く阿蘇外輪山まで見渡せる気持ちよい絶景ポイント。ワイナリーに集まったお客様が次々と走ってくるノスタルジックカー達に驚いていました。参加者は事前に配られたショッピングチケットでワイン等のお買い物を楽しむ姿が見られました。歓迎ドリンクのここでしか手に入らない特製サイダーも好評で、お土産にも購入していました。

   
   
   
   
   
   

■山都町/道の駅通潤橋《スタンプポイント7》
続々と到着する参加者達は、通潤山荘のレストランで地域の名産品を中心とした美味しい幕の内弁当に舌鼓を打ちました。また、熊本地震以降3年ぶりに再開された歴史的建造物である通潤橋の放水とタイミングが合い、橋の上を歩いたり間近で水しぶきの勢いを感じました。

   
   
   
   
   
   

■菊池市/菊池市民広場《スタンプポイント8》
菊池一族が繁栄させた街に各チームが到着すると鎧を着けた武士姿の地域の方と家族連れの方々など多くの方が出迎えてくれました。参加者は菊池物産館でのお買い物や疲れた身体を足湯につかり休憩する姿が見られました。昔、献上米であった阿蘇の伏流水で大切に育てられた菊池米をお土産にいただくと、笑顔と元気が戻りました。

   
   
   
   
   
   
   

■山鹿市/八千代座《ゴール・表彰式》
いよいよ2日間を締めくくるゴール、八千代座の舞台にて表彰式が行われます。この由緒ある建物とノスタルジックカーがよく似合います。地元旦那衆が建て、守ってきた古き良きものを大切にする伝統のもとで、チェント・ミリアかみつえの表彰式が出来ることをありがたく思います。優雅で神秘的な美しさの山鹿灯籠踊りが披露され、クラス毎の成績が発表されると歓声が上がり入賞者は舞台へ上ります。日田杉で作られた特製トロフィーを手にしたチームと悔しがって来年のリベンジを決意するチームなどなど、様々な想いを・・・。最後は皆で記念撮影し、また来年の再会を約束しました。

   
   
   
   
   
   
   
   

今年は2日間とも天候に恵まれ青空のもとでのイベントとなりました。3年ぶりということや新型コロナウィルス感染対策に加え、過去最高となる多くの新しい仲間も迎え運営的には少し不安な気持ちもありましたが、参加者の皆様や地域の方々のご理解とご協力のおかげをもちまして、和気あいあいとした雰囲気のなか、大きなトラブルなく無事にイベントを終えることが出来ました。開催に向けご尽力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。また来春、笑顔でお会い出来ることを楽しみにしております!